大人になるにつれて、新しいことへの挑戦のハードルってあがりませんか?
- この歳から始めるのは遅いし…もうちょっと若かったらなあ。
- 周りが若い子たちばかりだとちょっと…
- この歳で初心者って恥ずかしいし…
こんな風に何かしら理由をつけてしまい、挑戦しないように自分を言い聞かせちゃいますよね。私も無意識によくやってしまいます。
そんな私がどうしてもあきらめきれなかったのが、ダンス!しかもHip-Hop。
この動画はキッズなのにすごく色気があるしかっこいい!これやりたいわ!ってことで始めました。
1.Hip-Hopダンスに興味を持った理由
まず、ダンスに興味を持ったきっかけは、海外旅行。海外へ行くと、現地の人たちがノリノリでダンスを踊ってる姿を見かけることがよくあります。それも、普通に道端で。
私は日本では行かないのですが、海外のクラブに行くことが旅行の楽しみの1つだったりします。海外では、クラブは遊びの一環。
クラブに行こう=日本でいう飲みに行こう
という感覚なので、ちょっとチャラそう、怖そうというイメージがないんですよね。パートナーとの出会いはクラブっていうのもよくある話です。
海外のクラブに行ったとき、フレンドリーな周りの人たちに「一緒に踊ろう」って声をかけられることがあります。もちろん男女関係なしに楽しもうという意味で。
その時に毎回思うのがこれ。
「ダンスなんて踊れないし恥ずかしいんだけど!」
クラブの雰囲気は楽しめているけど、ダンスができたらもっと楽しいじゃないの?って強く思いました。
ちなみに、かっこいいダンス=Hip-Hopだと思っていたので、Hip-Hopで探しました。ダンスにもたくさんの種類があることは、後で知った(笑)
2.Hip-Hopダンスを習っている場所
今はインターネットでなんでも探せる時代。
- 初心者向け
- レッスン代が払える範囲&都度払い
- 家から近い
これらを条件に探してみると、公民館でやっている大人向けのダンスサークルを発見。活動頻度は月に1,2回。これはすごく重要で飽き性の私にはちょうど良い。
だいたいどこも体験や見学ができるかと思うので、そこで様子見をすると良いです。
嬉しいことに、こちらのサークルは年齢層が幅広く20代~60代まで。
本気で上達しようというよりは、運動不足解消だったり、マイペースに楽しもうって雰囲気だったのと、その中でもしっかり指導してもらえるので2019年1月よりダンスを開始しました。
サークルだと割と緩い雰囲気が多いと思うので、スクール等に抵抗がある方はサークルで探してみると良いですよ!
ちなみに、初心者向けのサークルを探すならジモティーがおすすめ。もちろん無料。私が何か新しいことを始めたいときは、だいたいこちらを利用。安く楽しめる場所が見つかりますよ。
3.Hip-Hopダンスのイベントに出るまでの期間
もともとこのダンスサークルは毎年地元のイベント(7月後半に開催)に出るようで、そこに向けて1年かけてゆるく楽しみながらレッスンを行う形。
私はもともと人前に出ることが苦手ですので、イベントに出るなんて全く考えていませんでした。運動不足解消+海外のクラブで少しノリよくなれたら良いなって気持ち。
なので、月1,2回のレッスンしかなくても、遊びに行きたい日は遊びを優先してました。
ところが、私がイベントに出ることが決定したたのは6月。内容は2曲踊ること。理由は人前に出ることより、みんなが出る中1人だけ出ないって雰囲気に耐えられなかったから。笑
イベントに出るまでの練習回数は10回くらい。1回のレッスンが1.5時間なので、時間にすると15時間。
イベントに出ると目的をもって練習をしていたら完成度は変わったのかもしれませんが、「できなくてもまあいっか」という気持ちで諦めながら日々練習をしていたため、15時間で全て覚えられるわけがありません。
そして、何より初心者。そもそも自分の動きの1つ1つがダサすぎる。ダンスって練習量に比例するそうで、かっこよく踊れるようになるまでは年単位でかかるそうです。毎日練習してたとしても。
それが、初心者がわずが10回の練習(15時間)のクオリティ。しかも踊る位置は一番前のしかも端。笑
ダンス覚えていない+動きがダサすぎる
こんな状態でイベントに出るなんて恥ずかしすぎるし、公開処刑。笑
4.Hip-Hopダンスのイベントに出る前の心境
イベントの前日はもちろん寝られませんでした。
毎日に余裕がなく、家での練習とかは全くしなかったので結局覚えられない。人生でここまで準備不足で何かに挑戦するのって初めてなんですよね。
イベントの待ち時間の間は本気で帰りたいとしか思わなかったのと、久しぶりに感じる大きすぎる緊張。
大人になるにつれて、大きな緊張をする機会って減ってきませんか?
今考えれば、こんなに緊張を味わったのって何年ぶりだろう?
5.Hip-Hopダンスのイベントが終わった後の心境
人間ってすごいんですよね。いざイベントが始まると頭の中が「どうでもいい」モードに変わるんですよ。
もう、踊れなくても、間違えてもどうでもいい。堂々と間違えるし、周りの人を見ながら踊るし、「飛び入り参加の人かな?」っていうのは誰が見てもわかったと思います。
でも、踊ってる最中はそんなことどうでもいい。周りの目もどうでもいい。やるしかない。そんな気持ち。こんな体育会系みたいな言葉を発する日が私に来るなんて思ってもいなかった。
本当に「恥ずかしい」という気持ちがなくなってくるんですよね。必死すぎるからなのかな。
イベントはあっというまに終了。意外とたくさんの人が見てくれていて、楽しんでくれたように見えました。
寝られなかったことも、踊りがダサいし覚えられなくて悩んだこともどうでもよくなっちゃった。そして「ダンスに対する恥ずかしさ」は一気になくなりました。
こんな状態でも人前に出られたんだから、これからの練習はもっと積極的に行い、来年は友達とか呼んじゃおう♪
こんな気分。
6.Hip-Hopダンスのイベントに出て変わったこと
人間ってなかなか変わらないと思ってたけどイベントの数分で自分が生まれ変わったような感覚。そして、何年も感じていなかった大きすぎる達成感。
「携わっていたプロジェクトがやっと終わった」とかも大きな達成感だけど、そうではなくもっともっと大きなもの。
真面目に自分を振り返ってみると小さいころから完璧主義で、準備不足状態で何かに臨むことに恐怖を感じる。完璧にできないものは「できない」と思ってしまう。
例えば、「テスト勉強全然やってないよ~」って言っておきながらそこまでひどい点数は取らないタイプ。笑
完璧主義なため、テスト勉強をやったと言い切るためには「試験範囲を完璧に理解できている」状態にならないといけないと思っていた。そして、少しでも試験範囲に不安要素があれば「勉強していないから」だと思ってた。
当時は本気で自分は勉強をやっていないと思ってたけど、今考えれば周りから見れば「ちゃっかりやってる嘘つきタイプ」だったんだなあ。
そんな自分の完璧主義さを一気に壊してくれたのが、このダンスイベント。これが大人になって経験したことだから、より心にしみた。大人になればなるほど失敗を恥ずかしいと思いがち。
まさにその状態のときにこんな経験ができたので、今まで抱えていた重荷がなくなった。ダンスが全く踊れない自分から、ダンスを人前で踊れる自分に変化。
例え準備不足でも、完璧な状態じゃなくても、やってみてしまった方が後々自分に良い影響を与えてくれることを思い知らされました。
これって、日常のどんなところにも活かせるんじゃないかな。仕事だったり、ブログでもそう。
「完璧にできなくても、とりあえず少しはできるんだし大丈夫」
こんな気持ちでブログの記事投稿を始めたら、気が楽になってきた。
昨日、堀江貴文さんの「ハッタリの流儀」を読んだらこんなことが。
「成功者はハッタリをかましてきた」とのこと。やったことないのに、「できます!」と実際に行って成長してきたと。
ほとんど踊れない私がイベントに出た結果、自分の成長につながったと感じたことと同じなのかなって。
成功者はこうやって人より成長をしているとなると、私も今までの口癖「できません」を変えていこうと思わせてくれた本。
ダンスイベントを通して学んだことのまとめ
- どんなに準備不足でもチャンスがあれば挑戦
- 「できない」ではなく、嘘でも「できる」に口癖を変える
この2点だけでも自分の変化や成長に大きくつながると思い知らされたので、今後は強く意識していきたいなと思いました。
ダンスイベントの話が人生論につながるという不思議な経験をできてよかったです。
みなさんの心に何か少しでも変化があると嬉しいです。自分でやってみるのが一番心に響きますよ。
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